女性の髪コシ改善
「最近、若いころのように、ヘアスタイルが決まらない」「すぐペシャンコになってしまってガッカリ」なんて嘆いていませんか?
ヘアスタイルが決まらない原因は、髪の毛のハリ・コシがなくなってきたからと考えられます。ヘアケア商品には、「髪の毛にコシを与える」というのが売り文句になっているものをよく見かけます。
言葉では「ハリ・コシ」っていうけれど、実際にはどんなことを言うんでしょうか?なんだかイメージ先行で、はっきりとしたことはよくわからないのが実情だと思います。
髪の毛全体のボリュームが減った、すぐにペシャンコになってしまうのは、ハリ・コシが大きく関係していますが、それだけではありません。
ハリ・コシとは、髪の質を表しています。髪の毛の太さや量とは関係がありません。髪の毛にハリ・コシがなければ、ボリュームもなく、決めたスタイルもすぐにへたってしまいます。
髪のハリ・コシに効果的なのは育毛シャンプー
髪のハリ・コシを与え、元気にするのが育毛シャンプーです
髪の毛のハリ・コシとは?
ハリ・コシと一言で言い表すことが多いですが、別物です。ハリとは、髪の毛を引っ張った時の強さのことであり、コシとは、曲げた時元に戻ろうとする弾力です。
ハリとは、どのぐらいの強さで引っ張られたら切れるかを表しています。髪の毛は1本で150gの重さを支えられるそうです。
一方、コシは、うどんのコシがあるという場合と同じで、弾力があることです。ハリ・コシがある髪の毛なら、ふんわりボリュームがあるように見え、決めたスタイルもすぐにはペシャンコにはなりません。
若い時はヘアスタイルがバッチリ決まったのに、最近はなかなか決まらないのにも理由があるのです。つまり、ハリ・コシは若いころは強く、年齢を重なるとともに弱まります。
加齢とともに、髪の毛も細くなるので、髪の毛のハリ・コシは髪の毛の太さと思っても仕方ありませんが、細い髪の毛でも、ハリ・コシがあれば、ボリュームも出ますし、ヘアスタイルもすぐには崩れません。
ハリ・コシの強弱は、すべてキューティクルにかかっています。
キューティクルのことは、TVCMなどでご存知の方も多いと思いますが、髪の表面のうろこ状の組織です。髪の毛を外部刺激から守る役目をしています。
キューティクルは鎧のように硬いものですが、うろこ状なので、ブラシで力任せにとかすと剥がれます。
ハリ・コシがある髪の毛とは、このキューティクルがしっかりとキープされている状態で、キューティクルが傷ついたり剥がれたりすると、ハリ・コシがなくなり、艶のないパサパサの毛になります。
日頃のお手入れでキューティクルを守りましょう!
キューティクルは日ごろのケアで、健康に保つことも、ダメージを受けたものを修復することもできます。
ただ、一度剥がれてしまうと、元に戻すことはできません。日頃からはがれないよう、丁寧にケアをしましょう。
パーマやヘアカラーはキューティクルにダメージを与えますから、頻繁にすることは避けましょう。
濡れたキューティクルは、うろこ状のものが外に開いていて、ダメージを受けやすくなっています。タオルドライの後、ドライヤーで乾かしますが、ドライヤーの当てすぎには要注意です。ドライヤーの熱風を髪の毛にダイレクトに当てず、地肌を乾かす感じで行うといいでしょう。自然乾燥は、キューティクルの敵です。
ダメージを受けたキューティクルは、ハリ・コシに効果があるシャンプーやコンディショナーで修復してあげましょう。育毛剤の中にも、ハリ・コシの回復を謳ったものがありますから、それを使ってみるのもいいでしょう。
加齢とともに弱くなる髪の毛のハリ・コシですが、きちんとした日頃のお手入れで、ハリ・コシを回復することができます。ハリ・コシを取り戻すことができたら、ヘアスタイルも思いのままですよ!